在宅勤務で会議室での打ち合わせはなくなりましたが、ちょっとした会話も含めてWeb会議の時間が増えてきていませんか? 筆者は商品企画や開発に携わっているので、時期によっては、ほとんどWeb会議という日もあります。日中は日本人とWeb会議、夕方から欧州と、重なると、深夜・早朝から米州と会議、なんていう日もあります。顔が見えなくなった分、コミュニケーションをとるためにWeb会議は便利ですし、海外とはもともと、やり取りがあった訳ですが、昨年3月末から約10か月、在宅勤務多めの日々が続いて、最近なんか耳が変な感じがします。一日会議が終わると、耳が疲れている。このまま放置しておいて良いものか、妻に相談してみたら、「ネックスピーカー」が良いらしいとのこと。現在はいろいろな種類がでていますが、発売当初は売り切れるほどの人気だったらしいと、めずらしく妻が力説してくれました。
早速アマゾンで探してみると、「ウェアラブルネックスピーカー」で200件以上ヒットしました。価格は3000円程度から3万円弱まであって、ぱっと見てでは何が価格差なのかわかりません。少し調べて見ると、いくつかポイントがあるのが分かりました。そして筆者の使い道からの要望をまとめると次のような感じです。
音質 … Web会議用なのでそんなにこだわりません。
音の遅延 … 会話が1テンポ遅れるようでは会議に支障があます。
使用感 … 長時間つけることになるので、重くて肩が疲れるようでは困ります。
機能 … ノイズキャンセラー付きのマイクは必須。
少なくとも2時間は連続で使いたい。
パソコンとスマホには繋げたい。
これらの要望を満たすモノがリーズナブルな価格で販売されていないか、さらに探してみました。
結論として、買ってみようと思うのは、値段が手ごろなこのモデルです。
ネックスピーカー選定のポイント
1.音質と音の遅延
これはネックスピーカーとパソコン、スマホをどうやって繋ぐのかに影響されます。有線接続の場合は心配無いようですが、無線接続で Wi-Fiではなく、Bluetooth の場合、対応している規格をチェックする必要があります。SBCやAAC となっている場合は音質が悪く、音の遅延があるようです。apt-x やaptx-LL、FastStream はCD音質やTV音質で、音の遅延はほぼ無いようです。
2.使用感
感覚は人によりますが、重さと形状が影響します。重さは軽い方が良いですが、安定性に欠けます。動いてスピーカーの位置がズレてしまい、左右の音が変わると違和感があるようです。また、頚椎と鎖骨で支える作りになっていると筋肉に負担がかからず、肩に圧迫感や疲れを感じづらいそうです。適度な重さと肩・首との接点が重要です。実際につけて見たい気がしますが、口コミなどで実際の利用者の声を見てみると大体わかりそうです。
3.機能
機能のあるなしは仕様表をみれば確認できます。筆者はマイクとノイズキャンセリング、連続稼働時間、充電方法に重点を置いて確認することにしました。
商品名 | AQUOSサウンドパートナー | BBH939 |
通信方式 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
通信距離 | 約10m | 約10m |
コーディック | APTX-LL | APT-X |
持続時間 | 約13.5時間 | 約15時間 |
充電時間 | 約5時間 | 約3.5時間 |
質量 | 約280g | 約90g |
マイク | 不明 | あり (ノイズキャンセラー) |
防水 | 不明 | IPX4 |
付属品 | USBケーブル Bluetooth 送信機 他 | USBケーブル |
価格 | 21041円 | 2799円 |
価格差が大きいシャープと比較してみると、Web会議向けとして比較するのは少し違うかなと思いました。やはり安価な方で良いかな という結論に至って、「いますぐ買う」ボタンを押しました。商品が届いたら使用感の記事を追加したいと思います。